【概 要】
ワークの延べ長さに最適な、定尺材料の本数(整数)の組合せをすべて列挙します。
式 : T + α ≧ ax + by + cz + ・・・ ≧ T において、
目標合計値=T 、許容差=α、定数リスト= { a ,b ,c ・・・} が与えられた時に、
条件を満たす { x ,y ,z ・・・ } の組合せをすべて列挙します。
たとえば、ワークの延べ長さが 184.5m のときに、10m,11m,12m の定尺をどのように組合せら良いか?といった問題を解く場合に使用します。
( 10m x 19本では、190 - 184.5 = 5.5 となり 5.5m 余剰となる )
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【開発経緯】
Blizzard や Seek でワークの割付を計算するには、まず材料長さと本数を決めなければなりません。
定尺といってもいろいろな長さがありますし、在庫の端材も含めて最適な組合せを求めたい場合もあります。
しかし、ワーク延べ長さに対する材料組合せの最適解で、ワークが割付可能であるとは限りません。
ですから複数の解を列挙し、それぞれの解についてワークの割付計算を行ってみる必要があります。
このように実際の業務は、
「ワークの割付が可能で、かつ最も歩留まりの高い材料の組合せ」
を求めることになります。
そこで、ソフトを探してみましたが見当たらなかったので作ることにしました。
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【使い方】
CombiCalc は、クリップボード経由で問題の入出力を行います(Blizzard、Seek と同じインターフェースです)。
- まず、画面左上部の黄色いテキストボックスに、組合せを求める範囲の値(α)を設定します。
(表示されている数値でよければそのまま次のステップに進みます)
- Excelのシートなどから、必要な延べ長さ( T ) をコピーします。
- 自動的に延べ長さを取得し、定数(定尺長さのリスト)取得待ち状態になりますので、次に定数のリストをコピーします
- 定数のリストを取得するとすぐに計算をはじめ、得られた解を表示しますので、Blizzard などへの材料リストとしてコピーして使用します。
使い方のアニメーション をご覧ください。
※アニメーションをご覧いただくには、flashプラグインが必要です
Seek詳細ページ 【概 要】 の 歩留まり改善の実務 ページも参考にしてください。
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【インストール】
任意のフォルダに解凍して combicalc.exe をクリックすると起動します。
アンインストールの際は、フォルダを削除してください。
(レジストリは使っておりません。)
.NetFramework2.0 が必要です。
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